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メゾネットってどういう意味?メリットやデメリットも解説

メゾネットってどういう意味?メリットやデメリットも解説

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e-tocoアシスタントスタッフの張替由佳(はりかえ・ゆか)です!
このコラムは、不動産用語や物件の見方について、私が疑問や難しさを感じた題材をピックアップして、屋敷家好(やしき・いえよし)先生に解説していただいたものです。
皆様も私と一緒に、不動産に関するあれこれを学びましょう!

マンションやアパートの不動産広告で「メゾネットタイプ」というキーワードを見かけたことはありませんか?
一般的なマンションとはどういう違いがあるのか、またメリットやデメリットなどを解説します!

「メゾネットタイプ」の意味は?

メゾネットタイプとは、1区分の中で2階層以上に分かれた構造になっている物件を指します。
集合住宅の中に一戸建住宅が入っているようなイメージで、住戸内に階段があることが特徴です。

階段があるという点でロフトと混同されがちなメゾネットタイプですが、ロフトと異なるのは、ロフトが「部屋の一部を2階層にした構造」を意味するのに対し、メゾネットタイプの物件は、完全に上下階に分かれた構造になっているという点です。

メゾネットってどういう意味?メリットやデメリットも解説
いいとこ研究物件『1Fにロマン、2Fに団らんのある住まい』ロフト

一般的なマンションは1階層の間取ですが、こちらは「フラットタイプ」と呼ばれており、メゾネットタイプという言葉は、フラットタイプに対するものとして生まれた用語です。
ちなみに、メゾネットとは「小さな家(maisonnette)」を意味するフランス語です。

メゾネットタイプのメリット

1区分が戸建住宅のような構造になっているメゾネットタイプのマンションは、戸建とマンションの良いとこ取りというメリットがあります。
フラットタイプのマンションとは異なるライフスタイルが実現できる立体的な間取も魅力のひとつです。

足音による騒音のトラブルの心配が少ない

小さなお子さんのいるご家族には、マンションでの暮らしは足音による騒音トラブルが心配という方も多いのではないでしょうか。
このために戸建住宅を選択したり、マンションの場合は1Fの住戸を選ぶという方も珍しくありません。

その点、メゾネットタイプの物件の場合は、住戸内が上下階に分かれているため、上階の足音が下階の世帯に響く心配は少ないと言えます。
子供部屋を上階に設けることで、子供ものびのびと安心して暮らすことができるという点が大きなメリットです。
(※但し両隣の住戸へは注意が必要です。)

プライベート空間を確保しやすい

フラットタイプのマンションは、玄関からリビングまでの間に他の居室の前を通る間取であることが多く、来客の際には気を使う場面も出てきます。
来客中に、子供が寝室の扉をあけっぱなしにして室内が見られてしまった……などということも。
メゾネットタイプの物件なら、階層が分かれていることを利用し、リビングなどのパブリックスペースがない方の階に寝室を設けるといった工夫をすることでプライベート空間を確保しやすいというメリットがあります。

生活パターンが異なる家族が暮らしやすい

プライベート空間が設けやすいというメリットにも重なりますが、玄関のない階に寝室を設けるなどで、家族内で生活パターンが異なる場合にもそれぞれの生活リズムが整いやすくなります。
例えば、小さい子供がいる家庭でお父さんが夜遅くに帰宅するといった場合も、子供部屋を玄関やリビングのない階に設けることで、帰宅したお父さんが子供の睡眠を妨げることなく過ごせます。

各階にバルコニーがある場合は通風や採光が良好に

物件にもよりますが、各階にバルコニーが設けられている場合は、通風や採光の面がその分良好になります。
眺望も上下階で多少の変化が生まれるため、生活の彩も増えるかもしれません。

メゾネットタイプのデメリット

フラットタイプのマンションとは異なる魅力が多いメゾネットですが、残念ながらデメリットもあります。
階段があるということで、バリアフリーの面ではマイナスになってしまうため、ご家族の状況によってはメゾネットは選択しない方が良いケースもあります。

階段での移動が必要になる

フラットタイプのマンションの”いいとこ”ポイントは、住居の中で階段を使わなくて良いという点。
このメリットを失っているメゾネットタイプは、バリアフリーの面からはデメリットが大きい物件です。
足腰に不具合のある方が家族にいる場合には不向きな物件と言えます。
また、幼児がいる場合には、階段での怪我を防ぐ対策も必要になるでしょう。

階段の分だけ狭くなってしまう

階段があることにより、居住スペースがその分狭くなってしまうというデメリットがあります。
フラットタイプのマンションと比較すると、有効利用面積が減ってしまうというのは少し残念なポイントかもしれません。

家事動線が長くなる

階層が分かれることにより、家事動線が長くなってしまい効率が落ちるというデメリットがあります。
特に、掃除に関しては、フラットタイプのマンションと比較して作業が多くなりがちな上に移動量も増えてしまいます。

空調効率が低くなるケースも

間取の設計にもよりますが、空調効率が低くなるというデメリットもあります。
階段がリビングと一体化していたり、吹き抜けが設けられている場合は、特にその傾向が顕著です。

いいとこ研究物件『のびのび暮らせる、瀬戸内海を臨むメゾネット』

メゾネットタイプのマンションがオススメな方と適さないケース

メゾネットタイプのマンションがオススメな方、適さない方をピックアップしてみました。
ライフスタイルや将来を考慮して、メリットとデメリットを検討してみましょう。

メゾネットタイプのマンションがオススメな方

  • 小さなお子さんがいる方
  • 生活リズムが家族ごとに異なっている方

メゾネットタイプのマンションが適さないケース

  • 足腰に不具合がある方
  • 家事に時間を割きたくない方

メゾネットタイプの物件で大きなネックとなるのが、バリアフリー性の低さ。
一方、一戸建のような暮らし方が可能で、かつマンションならではの耐火性・耐震性、物件管理のメリットを享受できるという特長は、メゾネットならではの魅力ですね。

メゾネットタイプの”いいとこ”研究物件もチェック

メゾネットタイプのマンションも、設計によってはメリットやデメリットが大きく変わることもあり、その在り方は物件によって様々です。
家の数だけ”いいとこ”がありますので、様々な物件を見て見識を深めていきましょう!

"メゾネット"の物件はこちら!

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